FAQ

乗下船設備とその運用に関するFAQ

パイロットラダー

船の乾舷が2メートルしかありませんが、パイロットラダーを用意しておく必要はありますか?

水面から船舶の乗込口までの高さが1.5メートル以上の船舶は、パイロットラダーを備えておく必要があります。ただし、水先艇から直接乗り込むこともあるので、水先人の指示に従って下さい。

パイロットラダーを揚収するためのロープを取り付けてもいいでしょうか?

パイロットラダーを揚収するための下端ロープが水先艇にひっかかる可能性があり、水先人が転落する危険な事故が多く発生しているため、IMPAはこのようなロープを取り付けないよう勧告しています。

日本の国土交通省は、「船員がパイロットラダーの揚収を容易にするため、止むを得ず揚収のための索を取り付ける場合、最下段のスプレッダーの船尾側にパイロットラダーの強度及び使用に影響を与えない程度の溝を設け、これに索を取り付けるなど安全に十分配慮していれば承認する。」との見解を示しています。

海外の港で船舶検査官から「サイドロープは最下段のステップで折り返すように」との指摘を受けましたが、ルール上ではどのようになっていますか?

SOLAS条約や関係勧告では何も規定されていませんが、当連合会やIMPAとしては、この方法はサイドロープのつなぎ目が加重のかかるパイロットラダーの上部にくることや、破損しやすい下段のステップの修理が困難であるとの理由で、安全上好ましくないとの見解を示しています。ISOやJISに準拠したパイロットラダーで問題はありません。

ステップの劣化を防止するためにペイントを塗布してもいいですか?

ステップの上面に滑り止めのためのコーティングを施すことは認められていますが、普通のペイントで塗装すると滑りやすく、また、損傷があっても外から見えないため危険なので認められていません。

パイロットラダーが修理中なので作業用の雑用ラダーで代用してもいいでしょうか?

雑用ラダーは水先人の乗下船には絶対に使用しないで下さい。
ステップが丸棒だと踏み外す惧れがありますし、アルミニウムのような軽金属だと風にあおられて非常に危険です。水先人の乗下船には必ずSOLASで定められた正規のパイロットラダーを使用して下さい。正規のものでない場合、水先人は乗船をしないことがあります。

ステップが破損した場合は修理可能でしょうか?

ステップが破損した場合、応急的に「取換用ステップ」を使用することができます。取換用ステップは構造上、どうしてもずれ易く強度も十分ではないため、その数を2段までとし、できるだけ早く本来のステップに復旧することになっています。

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