乗下船設備とその運用に関するFAQ
用語と略語について
IMOルールの訳文
日本の法規と対照する場合の混乱を避けるため、SOLASの正訳文に準拠することを原則としたが、利用者の理解を一層容易にするため、その表現を一部改めた日本水先人連合会の訳文を作成しました。
ルール関連
IMO | 国際連合の専門機関である国際海事機関(International Maritime Organization) |
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IMCO | IMOの改称前の名称である政府間海事協議機関(Intergovernmental Maritime Consultative Organization) |
新SOLAS | 「1974年国際海上人命安全条約」(International Convention for the Safety of Life at Sea,1974)の第5章第23規則で、2000年12月のIMO第73回海上安全委員会において改正の採択が行われ、2002年7月1日に発効した改正規則 |
旧SOLAS | 1994年1月1日以前に効力を有していたSOLAS第5章第17規則 |
SOLAS | 上記の規則(新旧)を区別する必要がない場合に一般的に用いる略語 |
A275 | 1973年IMCO第11回総会において採択された「メカニカルパイロットホイスト性能基準に関する勧告」 |
A426 | 1979年IMCO第11回総会において採択された「巨大船における水先人用乗下船設備に関する勧告」 |
A889 | 1999年11月IMO第21回総会において採択された「水先人用乗下船設備に関する勧告」 |
ISO基準 | 1980年7月1日に制定されたISO(International Organization for Standardization )の国際基準「ISO799」 |
JIS | 1982年2月1日に改正された日本工業規格「JIS F2615-1982」 |
IMPA | 国際パイロット協会(International Maritime Pilots' Association ) 世界の主要海運国46カ国の水先人組織によって構成されている水先人の国際組織 |
前記、日本水先人連合会の訳文に準拠した。
パイロットラダー (pilot ladder) |
水先人用はしご |
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アコモデーションラダー (accommodation ladder) |
舷側はしご 船舶への乗込口が海面から9メートルを超える場合にパイロットラダーと共に用いる舷側はしご |
コンビネーションラダー | パイロットラダーとアコモデーションラダーを併用したもの |
舷梯 | 船舶と陸上との間の交通手段として使用されるギャングウェイ又はタラップ |
メカニカルパイロットホイスト (mechanical pilot hoist) |
水先人用昇降機 |
ステップ | パイロットラダーの踏段 |
スプレッダー | パイロットラダーのねじれを防止するための当て木 |
スプレッダーステップ | スプレッダーと一体となったステップ |